
皆さんこんにちは。
岡野工業、更新担当の中西です。
さて今回は
~“やりがい”~
止めない運用(BCP)×安全
停電・地震・火災でも“系統が生きる”冗長化、系統分割、バイパス・空ポート設計の要望が増加。
省施工・短工期・無火気
稼働中施設での改修が常態化。ねじレス(グルーブ/プレス)やユニット化で夜間・短時間施工のニーズ。
漏えいゼロ&圧損低減(省エネ)
エアーの電力コスト可視化で、漏えい率の常時計測・ΔPの最小化が必須テーマに。
清浄度・品質管理
食品/医薬はISO 8573(粒子・油・水分)や露点管理、消火配管は腐食・水撃対策の要求が厳格化。
可視化・記録・合意形成
竣工写真台帳、弁・計装点の座標リスト、点検ダッシュボードなど**“見える品質”**が選定基準。
LCC(ライフサイクルコスト)提案
初期費用より10〜20年の維持費で比較。省エネ・点検性・更新性まで含めた総合提案が求められる。
コンプライアンス&安全文化
ホットワーク、狭所・高所、化学物質、耐火区画貫通の確実な法対応と教育。
物流倉庫
・ゾーニング(高積み/冷凍)ごとの消火方式最適化(湿式・乾式・予作動・ミスト)
・地震時の落下・座屈対策(ブレース・可とう継手)+夜間切替の工期表
・年1回のバルブ機能試験+写真ダッシュボード納品
食品・医薬工場
・エアー露点・油分・粒子のクラス指定、リング幹線+短いドロップで圧損を均一化
・ドレン自動排出+油水分離のスキーム、清浄度の受入検査成績書をセット
商業・オフィス
・無火気(グルーブ/プレス)中心で夜間短工期、騒音・粉じん管理計画
・“見せる安全”として弁・警報の点検ログQR化
機械工場
・圧縮機VSD制御+漏えい率ベンチマーク(夜間ベース流量/定格流量)
・曲げ最小化・継手削減の圧損シミュレーション提示
ねじレス・プレハブ比率の明示:工期短縮%/火気リスク低減/出来形均一化を数値で。
BIM干渉チェック画像の添付:支持金具表・重量表つきで合意形成を高速化。
可視化キット:弁リスト・系統図・計装点表・ダッシュボード(圧力/露点/漏えい率)を納品。
LCC10年シート:漏えい1%改善=電力○円/年削減、保守時間△h/年、を表に。
計画停止最小化プラン:分割切替・仮設バイパス・夜間施工の工程表を事前提示。
共通
貫通部の耐火措置・シーリング、吊りピッチ・ブレース角度、保温・防露
耐圧/気密・通水・フラッシング/ブローの試験記録
写真台帳(支持・継手・勾配・弁・計装)の必須カット
消火
末端試験弁で警報・流量確認、乾式区画のエア圧監視設定、デッドレッグ最小化
エア
ISO 8573クラス設定、露点・油分の受入検査、リング化+落とし脚ドレン、夜間漏えい率測定
工期遵守率/手直し率/写真台帳提出率
漏えい率=夜間ベース流量÷定格流量(%)
圧損(幹線起点→末端のΔP)/末端流量の偏差
緊急出動の平均初動時間/年次保守呼出件数
LCC提示率(見積に10年維持費を添付した割合)
成果連動SLA:漏えい率・ΔP・点検実施率・アラーム応答時間を契約指標に。
運用性の図示:点検動線、バルブアクセス、将来増設ポートを図で見える化。
安全文化の数値化:KY実施率・ヒヤリハット報告・ホットワーク許可件数を公開。
更新容易性:標準スプール化、弁・機器の交換クリアランスを最初から確保。
止まっていた設備が動き出す瞬間
圧力が安定し製造ラインが静かに回る――音で分かる成果は格別。
“見えない安全”を設計できる誇り
火災時、確実に水(薬剤)が届く配管を自分の手で作る責任と自負。
段取りで勝負が決まる手応え
夜間短時間で切替成功。図面×工程×チームが噛み合った達成感。
数字で成長が見える
漏えい率▲2%、ΔP▲8kPa――改善が電力・品質に直結。
業種ごとの最適解を探るオモシロさ
倉庫/食品/医薬/商業…同じ答えがない設計・施工の深み。
若手の“管を見る目”が育つ瞬間
水の流れ・空気の流れ・維持の視点を掴んだときの頼もしさ。
感謝がダイレクト
「止まらなくなった」「音が静かになった」――現場からの即フィードバック。
街のインフラを下支えする誇り
自分の配管が人命と生産を守る――長く残る仕事。
「配管は“通ればOK”ではありません。
止めない設計(系統分割・空ポート・バイパス)と、ねじレス・ユニット化で短工期。
竣工後は漏えい率・圧力・露点をダッシュボードで可視化し、
10年LCCまで含めて“運用が楽な配管”をご提供します。」
夜間1回、コンプレッサ停止前後のベース流量ログを取り漏えい率を算出
既存図に弁番号・座標・天井高さを追記(点検時間短縮)
直列幹線の末端圧低下があれば簡易リング化案を作成
乾式消火区画は酸素管理・窒素置換の可否を検討
写真台帳の必須カット「支持・継手・貫通・勾配・弁・計装」を5点テンプレ化
ニーズは「BCP×安全」「省施工・短工期」「漏えいゼロ&圧損低減」「清浄度管理」「可視化」「LCC」「法順守」。
やりがいは「設備が止まらない安心を生む」「数字で価値が見える」「最適解を設計する知的充実」「感謝が直球で届く」。
配管は“見えないインフラ”ですが、止めない・漏らさない・劣化させないを設計・施工・運用で実現する、人命と生産を守る仕事です。
今日の一歩――漏えい率の測定と弁座標リストの整備から、現場は確実に良くなります🧯💨🛠️
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皆さんこんにちは。
岡野工業、更新担当の中西です。
さて今回は
~“変遷”~
消火配管:火災時に「確実に水(または消火薬剤)が届く」ことが使命。
エアー配管:生産設備・工具へ「必要圧力と清浄度の空気を安定供給」するのが使命。
どちらも“見えないインフラ”ですが、止めない・漏らさない・劣化させないための技術が積み重なってきました。
素材:黒鋼管(SGP)・配管用炭素鋼鋼管(STPG)、銅管、亜鉛めっき鋼管が主流。
接合:ねじ込み・フランジ・溶接が中心。消火配管は常時満水の湿式が基本。
エアー系:レシプロ/スクリューコンプレッサ+直線幹線+ドロップという素朴な配管。
課題:腐食・スケール・“ねじ部”からの漏れ、圧損の大きさ、保全性の不足。
法規・基準の整備(消防・建築・JIS等)で、設計→施工→検査が体系化。
グルーブ継手(機械式継手)の普及で大口径の工期短縮・溶接火気リスク低減。
アラーム弁・流量検知・ゾーニングが一般化し、誤作動・水撃対策の議論が進む。
エアー品質:プレフィルタ→ドライヤ→ミクロミストの3段ろ過が定番化。
配管設計:リング(ループ)配管の採用で圧力降下の平準化を図る。
工場プレハブ化:ユニット化・スプール化で現場溶接削減/品質の均一化。
耐食素材の拡大:ステンレス(SUS)、耐食鋼板、内面コーティング管の導入。
ドレン管理:自動ドレン捕集・油水分離で配管腐食とエア汚染の抑制。
省エネ:インバータ(VSD)コンプレッサ、エア漏れ点検、配管径最適化で圧損×電力を同時に削減。
クリーン志向:食品・医薬でオイルフリー+ISO 8573準拠が当たり前に。
耐震支持・可とう継手の普及:吊り金具・ブレース・スライドハンガで地震時の座屈や落下を回避。
水ミスト・ガス系等の多様化(用途に応じた最適消火方式の選定)。
BIM/CIM:干渉チェック・重量計算・支持金具の位置決めを3Dで事前検証。
予防保全:データロガ・差圧監視で漏れ/詰まり/圧力降下の早期発見。
安全文化:ホットワーク管理、狭所・高所のリスクアセスメントが標準運用に。
省施工:ねじレス・プレス継手・グルーブで配管スピード×安全性を両立。
非破壊検査・ドローン点検:高天井・天井裏の点検を省力化。
IoT常時監視:消火配管の圧力・水位・弁状態、エアーの流量・漏えい率・露点をダッシュボードで可視化。
熱回収・再エネ連携:コンプレッサ排熱の給湯/空調利用でエネルギー再利用。
LCC提案:初期費用だけでなく10〜20年の維持コストで比較するのが主流に。
方式:湿式→乾式・予作動・二重作動・ミスト・ガス等へ現場適合。
腐食対策:乾式区画の酸素管理・窒素置換、内面コート、デッドレッグ削減。
水撃・誤作動:立ち上がり緩和、エアベント、感知・弁のフェイルセーフ設計。
検査:耐圧・通水・フラッシング、アラーム作動試験、竣工台帳の充実。
品質:ISO 8573で粒子・水分・油分のクラス管理。露点監視で結露を抑止。
圧損:リング幹線+ドロップにサブ配管を短く。曲げ・継手の最小化で圧力を守る。
ドレン:落とし脚(ドロップレッグ)+最低部のドレン弁で水溜まりをゼロに。
漏えい:夜間ベース流量で漏えい率を推定→修繕。配管更新時は継手数を削減。
素材選定:油分・洗浄度・温度・圧力でSUS/銅/アルミモジュラー/高耐圧樹脂を使い分け。
昔:図面通りに敷く
今:運用まで設計する(点検動線、弁のアクセス性、将来増設のポート、センサー配置、LCC)
フェールセーフ:停止時の影響範囲を最小に(系統分割・バイパス)。
見える化:系統図・バルブリスト・計装点表を現場掲示。
更新性:プレハブ化・標準スプールで更新工期を短縮。
共通
取合い・スリーブ:貫通部の防火措置/耐火区画貫通処理
支持・耐震:吊りピッチ・ブレース角度・スライド余長
圧力試験:消火=耐圧・通水、エア=耐圧・気密・せん断振動
洗浄:フラッシング(消火)、ブロー(エア)
図書:竣工図・写真台帳・弁リスト・点検計画書
消火
末端試験弁での流量・警報確認、感知・弁連動の試験記録
乾式のエア圧・監視設定、配管勾配の水抜き性
エア
露点・油分・粒子の受入検査
ドレン自動排出の動作、戻り配管の有無(回収方式)
工期遵守率/手直し率/写真台帳提出率
漏えい率(エア)=夜間ベース流量÷定格流量
圧損(幹線末端のΔP)/末端流量の偏差
保守呼出件数/年/緊急出動の平均初動時間
LCC提示率(見積に維持費の試算を添付した割合)
ねじレス・プレハブ比率を示し、工期短縮×品質安定を数値化。
BIM干渉チェック画像と支持金具表を見積段階で添付。
LCC(10年):漏えい率1%改善=電力○円/年削減、ポンプ/コンプレッサ稼働時間の低減を試算。
可視化パック:竣工後は圧力・露点・弁状態ダッシュボード+定期点検をセット販売。
**将来増設の“空ポート”**を最初から提案(停止時間を短縮)。
食品工場のライン増設でエア圧が不安定に。
現場調査で直列幹線の末端圧損がボトルネックと判明。
リング化+径アップ+曲げ削減でΔPを半減、夜間の漏えい修繕でコンプレッサの負荷も−12%。
稼働音が静かになり、品質クレームもゼロに。
“管の見直し”が工場の歩留まりを救いました。
スマート監視×予兆保全:微小流量の異常検知、弁固着・腐食の早期発見。
水ミスト最適化:超早期放水・被害最小のバランス設計。
脱炭素:排熱回収・最適圧制御・リークゼロ運動の標準化。
人材育成:現場は**“干渉を避け、圧損を抑え、保守を楽にする”**思考を学ぶ時代へ。
消火・エアー配管工事は、
素材×接合×耐震×清浄度×デジタルの進化で、
「図面どおり敷く」から「運用まで設計する」仕事に。
今日できる一歩は――
1系統だけでもリング化と継手削減を検討、
竣工図に弁・計装点の座標リストを付ける、
漏えい率・露点・終端圧の月次グラフを貼り出す。
小さな改善が止まらない設備・止めない工場・確実な消火をつくります🧯💨💡
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